2022/08/19
ふと中学生時代のいい思い出が頭をよぎった。
土曜日、部活の大会を終えて疲れ切った俺は家に着くなり寝てしまった。もうぐっすりと。
目が覚めた時には晩ごはんの時間もとうに過ぎ、日付が変わるか変わらないかの時間になっていた。
晩ごはんの時間を寝過ごすことは今までなかったため、あーやばいこれは申し訳ないなと思いつつ体を起こすと素麺が用意してあった。
あれ、みんな食べ終わったんじゃ...と思って母に聞いてみると特別に用意してくれたと。
お腹がとても空いていた俺はすぐに食べ始めた。寝過ごしたことを、何か言われるかと思っていたが、特に何か言われるわけでもなくそれどころか母は俺を労ってくれた。
寝過ごしたことを理解し、その上で部活のことを聞いてくれた。当時の俺は嬉しくて今日あったことをたくさん話したりしたが、話の詳しい内容は特に何も覚えていない。もしかしたら、これまで書いたことも違っている箇所があるのかもしれない。
夏らしく、爽やかな思い出が掘り起こされた。もう起こりうることのない事なので、これから先、この記憶は美化され続け残っていくか、忘れてしまうか。
忘れてしまうのは嫌なのでそうならないうちに書き留めておく。